速筋と遅筋の違い

リハビリテーション

筋繊維は3種類に分かれる

筋繊維はその性質から「速筋」と「遅筋」の2種類に分かれています。
その中でも「速筋」はさらに細かく「中間型」と「速筋型」に分かれています。

これらは分かりやすいように、以下のような呼び方をされています。

  • 遅筋=TypeⅠ
  • 速筋(中間型)=TypeⅡa
  • 速筋(速筋型)=TypeⅡb

名前からイメージできるように、速筋は筋肉の収縮が早く、遅筋は遅いという性質を持っています!

これだけ聞くと遅筋のメリットがないように思えますが、遅筋は収縮が遅い分持久力が高いという性質を持っています!

逆に速筋の場合は収縮が早い分、持久力に乏しいというデメリットがあります。

私たちの体は、これらの筋肉が組み合わさって生活の中で様々な動作が可能になっています!

TypeⅠ繊維(遅筋)の特徴

収縮速度が遅く持久力が高いという特徴があることは先ほどお話ししましたね!

ほかの特徴としては、ミトコンドリアの量が多いために酸素を利用する代謝の能力が高いとされています。

そのため運動においては水泳やマラソンなどの有酸素運動で使われやすく、日常動作では姿勢の保持などに貢献していると考えられます!

また、ミオグロビンと呼ばれる赤色のタンパク質が多く含まれているため、見た目は赤く見えるそうです!(僕はあまりマジマジと見たことはありませんが…笑)

TypeⅡa繊維(速筋・中間型)の特徴

このタイプは筋肉の収縮速度はある程度早く、持久力もある程度あるバランス型の筋繊維です!

前述したTypeⅡaの特徴と、後述するTypeⅡbの特徴のちょうど中間の機能を持っているため、様々な運動や日常生活で利用されていると考えられます!

ちなみに色は鮮やかなピンク色だそうです!

TypeⅡb繊維(速筋・速筋型)の特徴

このタイプは筋肉の収縮速度はとっても早い分、持久力に乏しい筋肉になります!

ミトコンドリアの量は少ないため酸素を利用する運動(有酸素運動)には向きませんが、糖を分解する速度が速いとされています!

そのため運動においては短距離走やジャンプ動作などの無酸素運動、日常動作では重労働などの強い作業によく使われる筋肉になっています。

また、TypeⅡb繊維にはミオグロビンはすくないため、白く見えるそうです!

まとめ

筋繊維は3つの種類に分かれ、それぞれに様々な特徴があります!

勿論、各筋肉によって比率はそれぞれ違うため、リハビリを行う時にはどのような運動が必要なのかを考えながらプログラムを立てると良さそうですね!

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