関節可動域の制限について

リハビリテーション

こんにちは!作業療法士の『タク』です!
本記事では関節可動域の原因について簡単にまとめてみました!

関節可動域とは

各関節が運動を行う際の生理的な運動範囲。
身体の各関節が、傷害などが起きないで生理的に運動することができる範囲(角度)のこと。

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-060.html

厚生労働省のサイトでは以上のように表記されています!

英語では「Range of Motion」と呼ばれるため、
医療や介護の分野では『ROM』と呼ばれることが多いです!

関節可動域は靭帯・腱・筋肉・関節包の状態によって決まります。

この構造がゆるく柔軟であれば、その分大きく動かせることになり、
逆にかたく強固である場合は動きは小さくなります

関節可動域制限を引き起こす原因

関節可動域制限には以下のように様々な要因があります。

  • 骨同士の衝突(肘を伸ばした時に止まる感覚)
  • 関節の周りの腫れやむくみ
  • 皮膚の瘢痕化や癒着(術後患者などにみられる)
  • 筋緊張の亢進(脳梗塞患者などにみられる)
  • 関節包内での組織の異常(リウマチなど)
  • 関節包や靭帯の短縮
  • 筋肉や腱の短縮
  • 痛みに対する逃避反応
  • 心理的要因

これらの様々な原因を評価によって特定して、
積極的なリハビリを行うかどうかを判断する必要がありますね!

原因を判断するコツは?

関節可動域の原因の特定にはある程度の慣れが必要になると感じています。
関節運動の最終域(end feel)の特定がそれにあたります。

今回はその最終域の考え方についてまとめてみます。

1.正常な最終域

制限因子構造
軟部組織性軟部組織の衝突膝関節を曲げる動作(太ももとふくらはぎの衝突)
結合組織性筋肉の伸長
関節包の伸長
靭帯の伸長
長座体前屈における太ももの伸長感
指を限界まで伸ばす動作
手のひらを反す動作
骨性骨同士の衝突肘を伸ばす動作

2.異常な最終域

制限因子感じ方
軟部組織性やわらかい抵抗
何かが介在する感覚
軟部組織の浮腫
滑膜の炎症
結合組織性ある程度硬い弾力筋緊張の亢進、筋肉や靭帯の短縮
骨性骨同士のぶつかり合い
骨同士の轢音を感じる
骨関節炎
化骨性筋炎
虚性抵抗感がない心因性による逃避反応
※真の可動域制限ではない可能性がある

対象者に聞いてみよう

上記の制限因子を意識しながら評価することで大まかな制限因子をとらえることが出来ると思います!

それに加えて、対象者にもどのような違和感を感じているか聞いてみるのもいいですね!

特に痛みには注意して聴取しましょう。
CRPS(複合性局所疼痛症候群)などを引き起こす可能性があります。

対象者のお話を聞くことで関係性の構築にもつながります!

リハビリは長期にわたって関わることもあるため、
関係性を構築することは良い結果をだすことになってきます!

今回の記事が少しでも参考になれば幸いです!

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